心を満たす豊かさを、暮らしの中へ。



レオ・リオーニは、1910年にオランダ・アムステルダムで生まれた絵本作家であり、イラストレーター、グラフィックデザイナーとしても活躍したアーティストです。
今回ご紹介するのは、レオ・リオーニの作品の中でも、”心を満たす豊かさ”を描いた 『フレデリック』のアート。
物語の主人公は、野ねずみのフレデリック。
冬に備えて仲間たちがせっせと食べ物を集めている中、フレデリックだけは何もしていないように見えます。
仲間たちに
「どうして働かないの?」
と聞かれると、フレデリックはこう答えます。
「ぼくはおひさまの光を集めているんだ」
「色を集めているんだ」
「言葉を集めているんだ」
やがて冬が訪れ、蓄えていた食べ物が少なくなり、寒く暗い日々が続きます。
そんな時、フレデリックは自分が集めていた”光”や”色”や”言葉”を仲間たちに語りはじめます。
その言葉によって、仲間たちの心はあたたまり、少しずつ希望を取り戻していきます。
この物語が伝えているのは、
生きるために必要なのは、食べ物だけではない ということ。
心を豊かにするもの・・・、芸術、言葉、想像力、感性。
そうした目には見えないものも、日々を生きていく中でとても大切な存在です。
フレデリックは「何もしていない」ように見えながら、実は仲間たちの心を支える大切な役割を担っていました。
それは、忙しい毎日を過ごす私たちにも重なる部分があるのかもしれません。
お気に入りのアートを暮らしの中に取り入れることもまた、心に栄養を与えるひとつの方法です。
例えばリビングのソファ横やサイドボードの上に。
くつろぐ時間の中でふと目に入るたびに、やさしい気持ちを思い出させてくれる。
ダイニングなら、家族との何気ない食事の時間にあたたかな彩りを添えてくれるかもしれません。
玄関に飾れば、出かける前にそっと背中を押してくれたり、帰ってきた時にほっと心をほどいてくれる存在に。ワークスペースや本棚のそばに置くのもおすすめです。
忙しい日々の中で視線を向けた瞬間、少し気持ちの切り替えや、心を整えるきっかけになることもあります。
お気に入りの家具や雑貨を選ぶように、自分の心が惹かれる一枚を選ぶこと。
それが、日々の暮らしを少し豊かにしてくれるかもしれません。
レオ・リオーニの『フレデリック』とともに、暮らしの中に小さな物語を迎えてみませんか。
家に、仕事に、毎日にもっとトキめきを。
ietoki GARAGE